情報提供<災害時における乳幼児の栄養>
「災害時に粉ミルクや液体ミルクを寄付すべきではない」
講習会を受講した時に
目からうろこが落ちた情報です。
災害時に粉ミルクやベビーフードが大量に配布された為、震災時の下痢症が4倍に増加し、災害時の非衛生的な状況での人工栄養法が事態を悪化させた・・・ということから
...災害時の乳幼児の栄養に最も最優先されるのは母乳だということ。その母乳育児にたいする支援こそが災害時に必要なことだという内容でした。
災害時の乳幼児の影響救援に関する国際基準・新版の日本語訳が公開されました
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災害時の乳幼児の栄養救援には、いろいろと配慮すべき点があります。
国連関係機関やNGOなどの専門家が集まって作られた「災害時における乳幼児の栄養~災害救援スタッフと管理者のための活動の手引き」の最新版の日本語訳が公開されました。
特に、乳幼児の授乳救援には、事前の学習が不可欠です。ぜひ参考にしてください。
情報提供<10年間での進展状況>
防災に関する情報です!
『2017年度女性・地域住民から見た防災・災害 リスク削減策に関する調査』報告が公開されました
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全国知事会による2008年度の『女性・地域住民からみた防災施策のあり方に関する調査』から10年。ジェンダー・多様性の視点から見た地方自治体の災害対策の進展状況があきらかになりました。
東京大学社会科学研究所第30回社研シンポジウム「2017年度自治体調査の結果から」認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(NPO法人WAN)の内容を以下に添付します。
https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/…/i…/issrs/pdf/issrs_66_01.pdf
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上記の報告によると、
2008年度調査と2017年度調査を比較すると、この間、全体として大きな改善があったことがわかります。
例えば、市区町村の地方防災会議の女性委員比率は増加し、女性委員がゼロの自治体は61.5%から23.8%に減少しました。避難所運営指針を策定している自治体は26.2%から77.0%に増え、作成にあたって男女共同参画部署と連携した市区町村は1.4%から17.5%へ、都道府県は23.4%から48.9%へと増えています。
また、避難所運営指針で設置する設備として、更衣室(7.7%から53.1%へ)、授乳室(5.9%から48.2%へ)、トイレ各種(男女別、ポータブルなど)(6.8%から48.2%へ)を挙げる市区町村が大幅に増えています。備蓄物資についても、乳幼児や高齢者、女性のニーズにあった物資の備蓄が、軒並み大きく改善しています。
一方、2017年度の調査で、避難行動要支援者や要配慮者に乳幼児・妊産婦を含めていない自治体は多く、セクシュアルマイノリティを含めている自治体はごくわずか(要配慮者に含めている市区町村は10.3%のみ)でした。役員に1人も女性がいない自主防災組織の比率について無回答の市区町村が39.2%もあり、回答した712市区町村で女性役員ゼロの自主防災組織が42.0%に上りました。
興味深い点は、地域防災計画や避難所運営指針の策定で男女共同参画部署と連携し、または地方防災会議の女性委員比率が高い自治体ほど、避難所運営の指針でも備蓄物資でもジェンダー・多様性の視点が格段に反映されていることが調査結果から明確になったことです。政策決定段階での女性たちの参画がいかに重要であるかわかります。
人口規模と高齢化の進展状況も影響を与えているようです。人口規模が大きい自治体ほどジェンダー・多様性の視点による取り組み進んでいます。しかし、四国に代表されるように、人口規模にかかわらず進捗状況がよい地域もあることから、一概に人口規模の問題とは言い切れません。
高齢化率も影響していることもわかりました。高齢化が進んだ自治体でジェンダー・多様性の視点による取り組みは進んでいない傾向があります。例えば高齢者用のおむつがサイズ別に備蓄されている自治体は、高齢化率が高い自治体で少なく、高齢化率が低い自治体で多いという矛盾した実態が明らかになっています。
2008年度調査から大きく改善はあったとはいえ、まだまだこれからの部分も多くあります。今後は、ますます危機管理部署と男女共同参画部署・団体の連携を促進し、また小規模自治体・高齢化が進んだ自治体向けに施策を導入するための支援策が必要になるでしょう。また、計画や指針に記載されたことが実際に災害時に実践されるよう、運用する人々の体制が重要になってきます。
直方市避難所運営マニュアル学習会について
来週4/15(月)に開催する
「直方市避難所運営マニュアル学習会」(みんなでBOSAIのおがた企画)に参加される方へ
みんなでBOSAIのおがたでは、
男女共同参画の視点で「直方市避難所運営マニュアル」を見直す学習会としたいと思います。
つきましては、
もしお時間があれば、
内閣府男女共同参画局 が出している
男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(概要)にも目を通してきていただけると嬉しいです!
http://www.gender.go.jp/…/sai…/shishin/pdf/shishin_gaiyo.pdf
また、以下のサイトではその他の資料もダウンロードできますので、
参考にされてください。
みんなでBOSAIのおがた企画 直方市避難所運営マニュアル学習会
「直方市避難所運営マニュアル」学習会のお知らせ・ご案内
みんなでBOSAIのおがたでは、下記の日時にて
「直方市避難所運営マニュアル」を男女共同参画の視点で見直す学習会を行います!
もし、平日の昼間に災害が起こったとしたら・・、自宅にいるのは女性のほうが多いのです。
そして避難所運営には、日頃から家庭生活の知識や経験のある女性の意見は重要です。
女性、要配慮者、高齢者、子どもたちなどみんなに気を配り、安全・安心な避難所づくりができるように日頃から学習を行いませんか。
みんなでBOSAIのおがた企画
第1回「直方市避難所運営マニュアル」学習会
4月15日(日)19:00~20:30
場所 直方男女共同参画センター別館えみくる
※資料等の準備の関係で事前にお申し込みが必要です。
facebookご覧の方は、メッセージにてお願いいたします。
尚、直方市避難所運営マニュアルは以下のURLからダウンロード出来ます。事前に印刷して目を通してからご参加いただけるとより充実した時間となります。
http://www.city.nogata.fukuoka.jp/…/…/4233/hinanjyounei.pdf…
女性だけでなくたくさんの方と共に学習したいと思います。
ぜひご参加ください。
防災学習会・交流会を開催しました!
2月17日(日)
防災学習会・交流会を開催
災害の経験から学んだこと
~備えにつなげよう~...
https://www.facebook.com/events/1155384021329104/
防災士として数々の被災地で災害ボランティアを経験された吉武章さんから、被災地での現状をお聞きし、自分たちの町直方の防災について考えてみました。
避難所の場所、ハザードマップの見直しの必要性などにも気づき、
何よりも市民が実際に経験しておくこと(訓練や町歩きなど)の大切さを痛感しました。
<受講者の感想より>
「防災体制づくりの難しさを痛感!のんびり体制づくりでは災害時には間に合わないことを痛感しました」
「昨年の水害では大丈夫だろうと考えが甘く反省しています。もう一度地域の中(自主防災組織など)で学ぶことの必要性を改めて感じました。災害地で活動されている貴重な体験をお聞きできて良かったです」
「参加者の体験交流会では、際に避難されたり、実近所の方を誘導されたりの実体験なさった方の生の声が聞けて良かったです。市民の意識が高まっている今こそやるべきタイミングです」
他にもたくさんのご意見、ご感想をいただきました!
普通救命講習会をみんなでBOSAIのおがた会員が受講!
去る11月18日(日)
普通救命講習会を
直方消防署で受講しました!
みんなでBOSAIのおがたの会員12名が参加しました。...
どなたも真剣に取り組み、講師への質問も止まることがないくらいでした。
以前、「救急救命講習会には参加したことがあったが、内容は変わっていたし、受講して良かった」「この講習は定期的に受講し、いざというときにおじけず使えるようにしていないといけないと強く感じた」との感想をいただきました。
みんなでBOSAIのおがたでは、
定期的に救命講習会を開催する計画です。
次回もたくさんの方のご参加をお待ちしています。
みんなでBOSAIのおがたのパンフレットが出来ました!
みんなでBOSAIのおがたの
パンフレットが出来上がりました。
会員募集中です!
災害に備える活動を共に・・・
ご入会については、お問い合わせください!